低真空走査型電子顕微鏡(SEM)はレンズは無く被写体に電子線を当てるのを少しづつずらしてスキャン(医療のCTの原理と似ている)して画像作成にコンピューターを用いる。生物などの表面構造を観察するのに優れている。
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毛髪切口などの基礎研究
群馬県産業技術センター研究員の指導を受け、2019年から毛髪の切口等の観察研究を始めた。小中学生ころ花粉などの顕微鏡観察に熱中していたことがあり、頭が良ければ研究者になりたかった。ある意味子供のころの夢が一つかなった。
髪切口の断面が広い(鋭角切口)ほど髪のダメージも大きい?
鋭角切口を業務で実践したら予想に反して好評が研究の動機!
カットの切口断面が広いほど髪のダメージは強くなるが美容界の定説になっている。私石倉も長年そうだと信じ切っていた。
そう信じた理由は、涙目になりながら長年のセルフレザーカットでした。しかし近年レザーの切れ味が格段に良くなったので、
2017年から業務でレザーカットを実践した。たぶん嫌だは7〜8割ぐらいかと思ったが、結果は予想に反した!
当店お客様で3年の実践結果、髪型の仕上がり重視を選択のお客様は、レザーカットでも問題無いが60%を越えた。
同時に、この日から髪切口など観察研究への好奇心に火がつき、この新分野での研究成果を目指している。
美容界主流のブラントカット(ぶつ切り)が、最も傷まないとされてきた。理由は断面積が少ない分、髪の澗充成分が漏れにくいと言う定説。
業界少数派のシザーを逆さ構えで45°の切口(剛毛多毛でも馴染みの良さが長所)。ドライカット25年の実践の結果は上々である。
レザーカット後の約30°鋭角切口。2017年からのレザーカット業務歴の結果は、当店お客様の約6割(シザー併用では80%)に現在も支持されている。